保育士の求人バブル
新聞やNEWSなどで保育士不足がよく取り上げられるようになったが、この現象はこの10年間で急激に起きたこと。
(・・・と言ってもこれは都市部に言えることで地方はまだまだ保育士の求人は豊富ではないらしい)
それまでは保育士の求人は学校とハローワークのみで、このような有料の求人サイトや保育士専門の求人サイトはなかった。
もちろん保育士派遣なんてこともほとんどなかった。
実際に自分も学生時代から人を動かす仕事がしたいと思い、大手の人材会社に入社したが、、、保育士部門が存在していて、現在はその需要がとても高いというのも入社してから知った。
ではこの保育士求人バブルは何がきっかけで起きたのか。
それは色々と教えてくださった恩師でもある改めて『小林大介さん』の項目で説明しようと思うが・・・
一言でいえば
1、東京を中心とした子育て世帯の都市部への人口流入。
2、女性の社会進出と長引く不況による共働き世帯の増加。
3、保育園への需要拡大。(待機児問題)
4、保育士制度改革による保育所の増加。
5、保育所の増加だけが進行してしまい、肝心の人材確保を並行してやらなかった。
6、そして・・・保育士だけでなく特に東京はそもそもとして全ての業種において人材不足であるということ。
現在は10年前と比較すると景気も好転しているが、結局保育園の需要は引き続き増加。そして『6』にある都市部の人材不足とぶつかってしまった。
(この点は、拓磨さんとだいすけさんの意見が一致していた。)
個人的には、だいすけさんから教わった『5』の予測されていた問題を先延ばしにした結果についてとても面白いと思っているのですが・・・
(すでに10年前にこの事態を予測して提言していたのだから凄い。。。)
これだけ一気に保育園を新設すれば当然保育士は不足するのが必至。
もともと東京でも、保育士よりも保育士の求人の方が少なかったとは言え、、、それでも適度に就業のバランスが取れていたのだからなんともお粗末。
しかしこの結果、私たちのような民間の人材会社が保育士の求人を取り扱ったり、保育士の派遣や人材紹介を始めるきっかけになったのだから面白い。
では、この保育士求人バブルはいつまで続くのか??
色々な人の話を統括すると社内では・・・あと5年は続くと見られている。
逆を言えば、この5年間の間はまだまだ保育業界は色々な動きがみられるということ。
(一般業界の拓磨さんと、保育業界のだいすけさんとでは微妙に意見が違った点も面白い。)
個人的にはとても興味深いと同時に、保育士さんにとっては、よい意味で処遇改善につながる機会がまだまだ続くのではないでしょうか。